歯の詰め物と金属アレルギーについて
いわゆる金属の歯の詰め物の材料にはいくつか種類があります。歯を削って型をとり技工所で金属の詰め物を作成するものは金銀パラジウム合金が多く使用されていますが、昔はアマルガムを使用していることも多くありました。
こちらは歯を削った後、歯科医師が材料を練り上げてその場で詰めるもので、材料が安価であることと硬化時の膨張によってぴったりと覆える利点があります。
しかし材料の50%に含まれた水銀が溶け出し、人によっては金属アレルギーを引き起こしてしまいます。そのため現在ではほぼ使用していないのですが、昔に詰められたものが原因で頭痛・不眠・歯茎の湿疹などが起こることがあるため、上記の症状がなかなか改善しない場合は口腔内にアマルガムがないか確認するのも一つの方法です。除去に積極的な歯科医院があるので検診も兼ねて一度診てもらってはいかがでしょうか。